「おおきくなるの」の情報
「おおきくなるの」
作・絵:ほりうち せいいち
出版社:福音館書店
発行日:1985年05月01日
おすすめ年齢:
読んであげるなら3歳から
自分で読むなら小学校初級向き
サイズ:H20×W27㎝
ページ数:28ページ
「おおきくなるの」はこんな子におすすめ
・自分の成長を実感したり、喜んでいる子に
・誕生日前後の読み聞かせにもおすすめです
「おおきくなるの」の簡単なあらすじ
もう履けない靴下。まだぶかぶかな帽子。
様々な視点から、自分の、誰かの成長を見つめます。
「おおきくなるの」のレビュー
成長ってとっても嬉しい!
子どもたちは、自分がどんどん成長していることをよく知っています。そして、自分の成長はとても嬉しいことなのです。
成長する、と一言で言いますが、成長にも色々とありますよね。
様々な面で成長をとらえ、表現した絵本をご紹介します。「おおきくなるの」というタイトルの絵本です。
鮮やかな色の靴を履いた足が描かれている、シンプルだけど目を引く表紙が目印ですよ。
「おおきくなるの」でこれまでの成長と、これからの成長を見つめる
絵本のページをめくると、さっそく登場するのは小さな靴下と大きな帽子。昔の履けなくなった靴下を見て感じるのは、自らの成長です。
そして、まだぶかぶかの帽子を見てこれからの成長に期待する気持ちを持ちます。
これまで成長してきたことへの喜びと、これからの成長に対する希望を一度に感じることのできる場面です。
他にも様々な面から、成長を感じ取ることができますよ。
誕生日ケーキが登場する場面があるので、誕生日の前後の読み聞かせにもぴったりの作品です。
・「おおきくなるの」は、子どもが自分の成長を実感することができる絵本!
・誕生日前後の時期の読み聞かせにもおすすめです!
「おおきくなるの」は見やすい!わかりやすい!可愛らしさが特徴のことばと絵
「おおきくなるの」の文章は、主人公の女の子の話しことばで構成されています。
話しことばですが、丁寧なことばなのでとってもわかりやすい!「~なの」など、ことばの端々に愛らしさを感じます。
絵は、輪郭は描かれておりませんが、鮮やかな配色なので子どもの目でもはっきりと見やすいのが特徴です。
くりっとした目や、にっこりとした表情で、大人が見ても可愛らしい印象を受ける絵です。
「おおきくなるの」は、絵やことばがとっても愛らしい絵本!
「おおきくなるの」を読んで自分の成長をじっくりと感じ取ってみよう
自分が成長している、ということがよくわかっている子どもたちですが、その成長をじっくりとしみじみと感じる時間はあまりないかと思います。
そんなときに、「おおきくなるの」はぴったりの絵本です!
自分自身を愛し、未来への期待感が高まる一冊は、大切に、丁寧に読み聞かせてあげてはいかがですか?
「おおきくなるの」の読み聞かせのポイント
・文章の無いページもありますが、いそいでページをめくってしまわずに絵をじっくりと見ることのできる時間を作ってあげましょう。
・もう小さくなってしまった服などがあれば、それを見ながら一緒に成長を見つめなおし、一緒に成長を喜びましょう。