「どのはな いちばん すきな はな?」の情報
「どのはな いちばん すきな はな?」
文:いしげまりこ
絵:わきさかかつじ
出版社:福音館書店
発行日:2017年3月5日
おすすめ年齢:0歳から3歳頃
サイズ:H20×W19㎝
ページ数:20ページ
シリーズ:0.1.2.えほん
「どのはな いちばん すきな はな?」はこんな子におすすめ
・花を見たり、香りを嗅いだりすることが好きな子に
・オノマトペ(擬音語・擬声語等)の登場する絵本を喜ぶ子に
・花が沢山咲く、春の季節の読み聞かせが特におすすめです
「どのはな いちばん すきな はな?」の簡単なあらすじ
絵本を開くと、咲き乱れている沢山の花々。
どの花が一番好きかな?自分の好きな花を探してみよう。
「どのはな いちばん すきな はな?」のレビュー
花が大好きな子に!可愛い花が沢山登場する絵本
子どもたちは、日々のお散歩の中で様々な物を見つけ、楽しんでいます。中でも、春のお散歩は楽しいですよね。温かくなってくると、あちこちで一斉に花が開き始めます。
赤、黄、桃、白…と、鮮やかな色をした花を見るのは、大人も子どもも大好き!
今回ご紹介する絵本は、そんな花がいっぱいの春の季節にとってもおすすめな絵本です。
タイトルは、「どのはな いちばん すきな はな?」という絵本。表紙の時点で、赤い花と紫の花が大きく開いています。
表紙から感じ取れるイメージ通り、ページを開くと沢山の花が咲いていて色鮮やかな絵本なのです!
生命力たっぷり!マリメッコデザイナーが描く北欧風で色鮮やかな花々
「どのはな いちばん すきな はな?」の魅力は、なんといっても花の絵です!
どのページを開いても、花、花、花!
ダイナミックに伸び伸びと描かれた花々から、生命力を強く感じられます。
花の絵は、はっきりとした色を使っており、線もシンプルで子どもの目にもはっきりと捉えられます。
白い花を描く場合は、背景を鮮やかな青空にしたり、青々とした葉っぱの中に咲いていたりと、不自然にならないような工夫がされているのです。
その花のデザインは、大人の目からみると、なんとなく北欧風。
実は絵を描いている脇阪克二さんは、マリメッコやSOU SOUなどのテキスタイルデザイナーさん!!
北欧風のデザインが好きな親だったら一緒に楽しめるはずですよ♪
・「どのはな いちばん すきな はな?」は、生命力感じる花の絵が魅力的♪
・絵を描いている脇阪克二さんはテキスタイルデザイナー!!
オノマトペいっぱい!簡潔で楽しいことば
それぞれの花につけられたことばたちは、花に負けないくらい生き生きとしたことばです。
特徴的なのは、オノマトペ(擬音語・擬声語等)が沢山使われていること!
オノマトペを沢山使用している絵本は、子どもにもわかりやすいうえにイメージが広がりやすいので、人気があるおすすめ絵本です。
花が自らことばを発することは無いものの、添えられたことばは、どれも花にも命があることを感じ取れるような、生命力のあることばです。
絵本は沢山のことばは語っておりませんが、子どもたちはこのことばたちから想像力をぐんぐん広げていくことができます。
「どのはな いちばん すきな はな?」は、生命力感じるオノマトペが楽しい!
「どのはな いちばん すきな はな?」好きな花を見つけよう!
この絵本を読んだら、「どのはな いちばん すきな はな?」のタイトルの通り、絵本の中から一番好きな花を見つけてみましょう。
一番好きな花が決まったら、子どもと一緒にそれを教え合い、どうしてその花が好きなのかも話しあってみましょう。
他の家族やお友達に聞いてみるのもいいですね♪どの花も素敵なので、沢山の意見がきけるはずです。
自分の意見、他人の意見、沢山の人の考えに触れて、それぞれが違う考えを持っていることに少しずつ気づいていくことが大切です。
そして、散歩に行ったときに本物の花を見たり、香りを嗅いだりしてみることも忘れずに!
花が咲き乱れる春にとってもおすすめな「どのはな いちばん すきな はな?」是非読んでみてくださいね!
「どのはな いちばん すきな はな?」の読み聞かせのポイント
・「どのはな いちばん すきな はな?」のタイトル通り、好きな花を選んで伝えあってみましょう。
・散歩で花を見つけたら、じっくりと観察したり香りを嗅いだりしてみましょう。