「せんたくかあちゃん」の情報
「せんたくかあちゃん」
作・絵:さとう わきこ
出版社:福音館書店
発行日:1982年8月31日
おすすめ年齢:読んであげるなら3歳から
自分で読むなら小学校初級向き
サイズ:H20×W27㎝
ページ数:32ページ
「せんたくかあちゃん」はこんな子におすすめ
・洗濯などの家事やお手伝いに興味を持っている子に
・絵本の絵をじっくりと見ることが好きな子に
・ドキドキワクワクの展開の物語が好きな子に
「せんたくかあちゃん」の簡単なあらすじ
洗濯が大好きなかあちゃん!天気の良い日には、家じゅうのありとあらゆる物をあっという間に洗濯します。
洗う物が無くなったら、子どもたちに洗う物を探すよう頼みます。
洗われたくないと逃げ出してしまった物も、全部全部洗ってしまうのでした。
みーんなまとめて干してしまったかあちゃん。すると…
「せんたくかあちゃん」のレビュー
家事に興味津々なお年頃!どんな絵本を読んであげようか
子どもは、大人のすることに興味を持つものです。
特に家事をしている姿はあこがれの的!なんだかとっても大人っぽく見えるのでしょうか。
家事を題材にした絵本は、料理の絵本が特に人気ですが、今回ご紹介するのは、洗濯を題材にした絵本です。
タイトルは、「せんたくかあちゃん」です。洗濯に興味を持っている子、持っていない子も楽しめる、波乱万丈で爽快な物語です。
子どもがびっくり!洗濯って洗濯機じゃなくてもできるの?
科学技術が発展している現代、洗濯は洗濯機を使っている人がほとんどでしょう。
なので子どもたちは、洗濯とは洗濯機でしかできないもの。と思っている子がほとんどです。
ところが、「せんたくかあちゃん」が大好きなのは、洗濯板での洗濯!
洗濯機を使わない洗濯の仕方に、子どもたちは興味津々です。
今みたいに洗濯機が無かった時代は、こうして洗濯板を使って洗濯していたんだよ。と教えてあげると良いでしょう。
本物の洗濯板を持っていない人も多いでしょうから、お風呂で洗濯板を使っているつもりで洗濯ごっこをしてみるのも楽しいかもしれません。
「せんたくかあちゃん」は、洗濯板で洗濯するのが新鮮で面白い!
圧巻!洗濯物がいっぱいの場面
「せんたくかあちゃん」を読んでいるときに、是非楽しんでもらいたい場面が、森中にありとあらゆる洗濯物が干されている場面です。
普通の洗濯物に混ざって、よく見ると普通洗濯しないような物まで!
どんな面白い物が干されているのか、この場面で一度立ち止まって子どもと一緒に探してみましょう。
さらっと流してしまうなんてもったいない!描き込みが沢山あり、じっくり見てみると、本当に面白い場面です。
絵本を読んだ後は、是非洗濯物干しの家事を子どもと一緒に実践してみましょう。
シワが出来ない干し方を教えたりしながら、楽しくお手伝いができると良いですね♪
・「せんたくかあちゃん」は、普段洗濯しないようなものまで洗濯してしまうのが、ファンタジーで面白い!
・描き込みを眺めるだけでも時間を忘れるほど面白い作品♪
物語はどんどん驚きの展開に!勢いがあって面白い作品
「せんたくかあちゃん」は、ただ洗濯しているだけの絵本ではありません。
絵本ならではのとってもファンタジーな展開に、ドキドキワクワクする一冊なのです。
普段洗濯しないような物が森に干されている、というだけで十分にファンタジーですが、その後物語は予想できない驚きの展開を迎えます。
洗濯大好きなせんたくかあちゃんの存在を通して、洗濯や家事に興味を持てる、それだけではない面白い物語展開!「せんたくかあちゃん」は、沢山の子におすすめできる楽しい絵本です♪
「せんたくかあちゃん」は、驚きの展開に心躍る絵本!
「せんたくかあちゃん」は描き込みが豊富なので、幼稚園や保育園でみんなでわいわい眺めるのも楽しい絵本です!
大人数への読み聞かせをする場合は、大型絵本の利用をおすすめします!
「せんたくかあちゃん」の読み聞かせのポイント
・森中に洗濯物が干してある場面で、絵をじっくりと見ながら面白い洗濯物を探してみましょう。
・洗濯物干しに一緒にチャレンジしてみましょう。首まわりが伸びないように、シワができないように、正しい干し方をきちんと教えてあげましょう。