こんにちは(絵本)挨拶の習慣づけに!親子愛も溢れる温かい絵本

「こんにちは」の情報

「こんにちは」
文:わたなべ しげお
絵:おおとも やすお
出版:福音館書店
発行日:1980年6月1日
おすすめ年齢:1歳半から4歳
サイズ:H22×W21㎝
ページ数:24ページ

「こんにちは」はこんな子におすすめ

挨拶の習慣づけを目指している子に

・かんたんな挨拶ができるようになり、人とのかかわりを楽しむ子

動物の出てくる絵本を楽しむ子に

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「こんにちは」の簡単なあらすじ

くまくんは、挨拶がとっても上手。

たんぽぽの花や、すずめさん、牛乳屋さんや新聞屋さん。

会う人みんなに「こんにちは」と挨拶をしていますよ。

「こんにちは」のレビュー

挨拶の習慣をつけよう!

人間関係で大切な習慣、挨拶!あなたはできていますか?挨拶の習慣って、大人になってから作るの、結構難しいんですよね。

突然、今日から挨拶の数を増やそう!と、意識しても、周りから「どうした⁉」って言われてしまいそうで、結局いつも通り振舞ってしまう…。大人って難しいです。

人間関係を円滑にするために、必要不可欠な挨拶。子どもには、挨拶の習慣を自然と身に着けてもらえれば、嬉しいですよね

子どもの挨拶の習慣づけに一番効果的なのは、大人がお手本を見せてあげることです。

「子どものお手本」という名目なら、自然と自分の挨拶の数を増やすことができる!…って考えは、少しズルいですかね。笑

今回ご紹介しようと思うこちらの絵本は、可愛らしいくまくんが、沢山「こんにちは」と挨拶をする絵本です。

是非、挨拶の習慣づけの時期に読んでみてください。

淡い色彩が可愛い!優しい世界。

「こんにちは」と挨拶をすることを覚えたばかりの子でも楽しめる、易しい絵本です。

色鉛筆でくまくんの毛並みが一本一本、丁寧に表現されています。優しい色合いにあふれる世界観がとっても可愛くて素敵♪

強い色彩ではないので、子どもにとって優しい刺激の絵本です。

「こんにちは」は、優しく丁寧な絵が魅力的な絵本!

当たり前だけど難しい。目を見て挨拶しよう!

絵本の絵を、よく見てみましょう。ポイントは、登場する生き物の視線です!

「こんにちは」と挨拶をするとき、くまくんは必ず相手の目を見て話しています。

当たり前のことですが、目を見て挨拶することは、とても大切なことですよね。

そういう当たり前なことをきちんと丁寧に描いている絵本は個人的に良い絵本だと思っています。

「こんにちは」では、必ず相手の目を見て挨拶しているのがおすすめポイント!
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「こんにちは」は、親子愛が温かい作品です。

挨拶が大好きなくまくんですから、もちろんおかあさんやパパにも挨拶をします。(おかあさん、パパ、と、呼び方が違うことも、多様性を認めているという点で素敵なポイント!)

挨拶をされたおかあさん。思わず「かわいい かわいい」と、エプロンが汚れてしまうことも気にせずくまくんを抱き上げます

親子愛にも溢れている、温かい作品です。

「こんにちは」は、愛情たっぷりが嬉しい絵本♪

擬人化する動物、しない動物を選んで違和感を無しに!

「こんにちは」に登場する、くまくんや牛乳屋さんのヤギさん、新聞屋さんのカバさんは、まるで人間のようですね。人間と同じように二足歩行で服を着たり、自転車を運転していたりします。

動物が擬人化されている絵本は、子どもたちから共感を得やすいのが特徴です。

ところが、すずめや、犬、猫を見てみましょう。普通の動物と同じ大きさ、動きで描かれています。

子どもたちが普段出会うような生き物は、本物と同じように描いているのです。そうすることで、違和感を感じることなく物語の世界を楽しめる工夫がされています。

挨拶の大切さ、温かさを伝えることのできる、「こんにちは」!楽しい読み聞かせで挨拶が大好きなくまくんみたいな子になれるといいですね♪

「こんにちは」は、擬人化された動物たちが登場するので分かりやすい!

「こんにちは」の読み聞かせのポイント



・「こんにちは」と挨拶することが素敵なことであることを伝えるために、明るく楽しい雰囲気での読み聞かせを心掛けましょう。

・くまくんが「こんにちは」と挨拶するときに、一緒にお辞儀をして楽しんでみましょう

・日常生活のなかで、大人も周りの人に率先して挨拶する姿を子どもに見せてあげましょう。自分で挨拶ができたら褒めてあげましょう

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