くらい くらい(絵本)明るくなる喜び!赤ちゃん向けシルエット絵本

くらいくらい紹介

「くらい くらい」の情報

くらいくらい表紙

「くらい くらい」
文:はせがわせつこ
絵:やぎゅうげんいちろう
出版社:福音館書店
発行日:2006年10月15日
おすすめ年齢:0歳から
サイズ:H18×W19㎝
ページ数:24ページ
シリーズ:おでかけばいばいのほん

「くらい くらい」はこんな子におすすめ

生き物がたくさん出てくる絵本を喜ぶ子

・明るい、暗いの感覚がわかるようになってきた子や、スイッチを触るのが好きな子

繰り返しの表現が出てくる絵本を楽しんでいる子に

想像することの楽しさを感じ始めた子

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「くらい くらい」の簡単なあらすじ

真っ暗なお部屋に、ぼんやりと浮かぶのは生き物たちの影。

一体誰かな?電気をつけてもらいましょう。

繰り返しが楽しくなるシルエット絵本です。

「くらい くらい」のレビュー

赤ちゃんも楽しい♪シルエットクイズ絵本

絵本を指さしする子ども

赤ちゃんに選んであげる絵本、どんな風に選んでいますか?

色々な選び方があると思いますが、一つ提案したいのは、赤ちゃん絵本として定番の展開を迎える絵本を選ぶこと!

定番の展開というのは、理由があって生まれてきます。その大きな理由が、赤ちゃんにとって楽しいもの!ということ。

定番の展開の代表的なものに、繰り返し表現やシルエットクイズがありますね。

今回ご紹介する絵本、「くらい くらい」は、その定番の展開を含んだ赤ちゃんのための絵本です!

とっても有名な絵本作家の、はせがわせつこさんとやぎゅうげんいちろうさんの作る赤ちゃん絵本シリーズ、「おでかけばいばいのほん」の一冊です。

親しみやすい!やぎゅうさんの可愛らしく独特な絵柄

お絵描き

「くらい くらい」の大きな魅力のひとつに、やぎゅうげんいちろうさんの描く絵があります。

彼の描く絵は、インパクトが強め!

はっきりと太い線に鮮やかな色彩。一度目にすると忘れることができません。

そんな強いインパクトのある絵ですが、くりくりの目や、生き生きとした表情で、とっても親しみやすいのも彼の絵の特徴。

子どもたちはそんな絵を楽しみながら「くらい くらい」の世界に夢中になっていくのです。

「くらい くらい」の絵は、インパクト強めで親しみやすいのが特徴!

名前も愛らしい!優しい響きのことばが嬉しい

耳をすます女の子

そんなインパクトのある絵と共に「くらい くらい」を構成しているのは、はせがわせつこさんの文章です。

彼女の文章は、リズム感が楽しいのが特徴!「まっくら くら くら」って、なんだか口にしたくなる響きではないですか?

「くらい くらい」は赤ちゃん向けの絵本なので、リズミカルな上にとっても優しい響きの文章になっています。

登場する生き物たちに付いている名前も愛らしく、名前を呼ぶこと、呼ばれることの嬉しさも感じ取ることができます。

「くらいくらい」は、リズミカルなことばが楽しく可愛らしい!
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真っ暗は不安?電気をつけると…ほら、見えた!

灯籠の光

子どもたちの中には、夜の闇に不安を感じる子もいるのではないでしょうか。

「くらい くらい」は、そんな不安な気持ちを吹き飛ばすように…「ついた!」パッと電気がつきます。

そうして明るくなった部屋の真ん中で、生き物たちがこっちを向いてにっこりと笑っているのです!

電気をつけて明るくなることの嬉しさ。暗い場所でもちゃんとそこに居る安心感。

そんな気持ちを自然と感じさせてくれるのも、この絵本の嬉しいポイントです。

「くらい くらい」は、闇の不安を安心へと変えてくれる絵本!

「くらい くらい」はスイッチ好きな子も大喜び!どうやって電気をつける?

子どもの手と電球

電気のスイッチって、色々なパターンがありますよね。紐を引っ張るタイプだったり、壁についているものを押すタイプだったり…。

「くらい くらい」に登場するスイッチも、色々なものがありますよ。

中には少し面白い付け方をするスイッチもあるんです。

絵本の中のスイッチを触って楽しむのもおすすめ!スイッチを触るのが好きな子も喜ぶ絵本です♪

「くらい くらい」は、スイッチで遊ぶことが好きな子が大喜び!

「くらい くらい」で繰り返し遊んで、正解する楽しさを感じよう

犬について考える子ども

「くらい くらい」は、単純にシルエットクイズとして考えるには少し難易度が高め。

大人でも簡単には答えられないかもしれません。

それでもいいの?と思う方もいるかもしれませんが…それでいいのです!

子どもたちは、このようなクイズ要素のある絵本を、何回でも何十回でも楽しむことができます。

何回も同じ絵本を繰り返す中、毎回同じように楽しんでいるというわけではありません。

月齢・年齢の成長、というのももちろん関係しています。それ以外にも、複雑な思考が出来るようになってきた子どもたちは、こんな楽しみ方の変化をしていきます。

最初は、純粋に「だれだろう?」「ああ、そうだったのか!」と展開を楽しんでいた子も、いずれ絵本の内容を覚えます。

内容を覚えると、「次はあの生き物だよね。」と予想して、「ほら、正解だった!」と、簡単に正解できることに喜びを感じているのです。

正解の喜びを噛みしめている子どもたちの表情は、とっても生き生きとしたものでしょう。

様々な魅力の詰まったシルエットクイズ絵本「くらいくらい」を、是非読んでみてくださいね♪

「くらい くらい」の読み聞かせのポイント

くらいくらい表紙

・ことばのリズムを感じて、リズミカルに読み聞かせてあげましょう。

・絵本の内容を覚えて次の展開を予想できるくらい、何度も繰り返し読み聞かせてあげましょう。

眠る前の読み聞かせにもおすすめの絵本です。

作者の他の作品

長谷川摂子さんの作品

きょだいな きょだいな
きょだいなきょだいな表紙

作:長谷川摂子
絵:降矢なな
出版社:福音館書店
おすすめ年齢:
読んであげるなら3歳から
自分で読むなら小学校初級向き

こんな子におすすめ

・大きなもの、数が多いものなど、ダイナミックな表現を喜ぶ子

 

・絵本の絵をじっくりと見ることを楽しむ子に

 

オノマトペ(擬音語等)を好み、聞いたり口にしたりすることを楽しんでいる子に

やぎゅうげんいちろうさんの作品

たんたん ぼうや
たんたんぼうや表紙

文:かんざわとしこ
絵:やぎゅうげんいちろう
出版社:福音館書店
発行日:1998年4月15日
おすすめ年齢:0歳から3歳頃

こんな子におすすめ

オノマトペ(擬音語・擬声語等)の登場する絵本を喜ぶ子

 

・生活の中でリズムを楽しんでいる子に

 

動物が沢山登場する絵本を喜ぶ子

 

・寝かしつけ(特にお昼寝前)の時間の読み聞かせにも

いーはとあーは
いーはとあーは表紙

作:やぎゅうげんいちろう
出版社:福音館書店
発行日:2003年5月
おすすめ年齢:
2歳~4歳と記載がありますが、
大人の歯に生え変わる6歳~7歳頃までおすすめの作品です。

こんな子におすすめ

歯磨きの習慣がついてきたけど、もっと興味を持ってもらいたいときに

 

歯磨きを嫌がったり、面倒がる子ども

 

大人の歯に生え変わる時期

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