「ぞうくんのさんぽシリーズ」が楽しい!今も昔も大人気の絵本です。

ゾウの置物

子どもたちに長年愛され続けている絵本、「ぞうくんのさんぽ」。

最初に出版されたのは、1977年。それから30年以上経って二作目の「ぞうくんのあめふりさんぽ」を出版!

ようやく待望のシリーズ化を果たした歴史ある絵本シリーズです。

二作目が出版されるまで、長い時間があったのにもかかわらず、今なお新刊が出るたびに注目が集まる「ぞうくんのさんぽシリーズ」!人気があるのはどうしてなのでしょうか。

今回は、「ぞうくんのさんぽシリーズ」の人気の秘密に迫ります!

「ぞうくんのさんぽシリーズ」、読んで見つけた秘密は全部で5つ!

  • 簡潔な文章で想像力を広げる
  • いつでもご機嫌な動物たち♪
  • 大人も癒される!動物たちのデザインが可愛い
  • 動物たちのお散歩風景がユニークで楽しい
  • 裏切らない!お決まりの展開に大喜び

この5つの秘密について、今回は語っていきますよ。

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「ぞうくんのさんぽシリーズ」5つの魅力!

簡潔な文章で想像力を広げる

作文用紙と鉛筆

「ぞうくんのさんぽシリーズ」の文章は、あまりごちゃごちゃとは説明していません。

対象年齢も2歳頃から(作品によって対象年齢が変わります)というのもあり、小さな子どもには、細かい説明が無いシンプルな絵本のほうが、わかりやすく好まれる傾向にあります。

また、沢山説明しすぎないことにより、読んでいる子どもたちが想像する余白が残されています。「ぞうくんのさんぽシリーズ」は、あえて沢山書かないことで表現や想像の幅を広げているのです。

また、絵本の世界観を作り出している一因が、文字のレタリング

一作目の「ぞうくんのさんぽ」では、作者のなかのひろたかさんのお兄さん、なかのまさたかさんが文字を書いていました。

二作目の出版の時点では、残念ながらまさたかさんは亡くなられていたのですが、文字を気に入っていたひろたかさんは、お兄さんの文字を真似て書いたそうです。

「ぞうくんのさんぽシリーズ」の文章は、こだわり抜かれたものなのです!

安心して見ていられる。いつでもご機嫌な動物たち♪

正面笑顔の女の子

「ぞうくんのさんぽシリーズ」に登場する動物たちは、いつもご機嫌です。良い天気だったらもちろん!たとえ雨降りでも、大風でもご機嫌で散歩に出かけます。

ご機嫌なだけではなく、とても優しく仲間想い

背中に乗せて、と言われても「いいとも」

背中を押して、と言われても「いいとも」

大変なことが起きたあとも、ご機嫌な動物たち。

シリーズを通して怒ったり、悲しんだりという出来事が起こらないので、子どもたちは安心して物語を楽しむことができるのです。

大人も癒される!動物たちのデザインが可愛い

ゾウの置物

「ぞうくんのさんぽシリーズ」に出てくる動物たちは、大人が見てもとっても可愛い!全体的に丸みを帯びたフォルムに、小さめの目。

その目が、とてもシンプルなのに動物たちの表情をよく表現しているのです。

友だちを優しい目で見たり、驚いて見開いていたり…。ぞうくんたちの表情には、子どもも大人も注目ですよ!

動物たちのお散歩風景がユニークで楽しい

並んだカモメ

「ぞうくんのさんぽシリーズ」の面白いところは、何といっても動物たちの散歩の風景!

作品によってその形態は違いますが、共通しているのは、普通の散歩ではない、ということ。

そして、散歩が進むにつれてどんどんその光景がユニークになっていくということ!

お散歩の終盤に差し掛かると、その散歩風景はどんどんすごいことになってきます。

その様子を見るのが、子どもたちは大好き! 楽しみながら、最後の展開を期待しています。

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裏切らない!お決まりの展開に大喜び

笑顔の男の子と女の子

「ぞうくんのさんぽシリーズ」は、そこに至る経緯は違うものの、毎回お決まりのパターンが存在します。

その最後の結末が子どもたちに大人気

これこそが、絵本の人気の理由の中核と言っても過言ではありません。

そして大切なのは、シリーズを通してその結末を子どもたちに届け続けている、ということです。

「ぞうくんのさんぽ」を読んだ子どもは、最後どうなるか展開を知っています。その展開がとても面白いので、同じシリーズの他の絵本にも期待します。

その期待を裏切らない!ああ、やっぱりこうなるのね!

お決まりの展開に裏切られないということ、それが、「こうなることがわかっているのに楽しい」、というシリーズの魅力となっています。

おすすめの読み方、シリーズ順に読んでみよう!

本を持った女の子

「ぞうくんのさんぽシリーズ」の魅力、いかがでしたでしょうか?

さて、この記事を読んで、「ぞうくんのさんぽシリーズ」に興味を持ってくれたあなたに、おすすめの読み方をご紹介いたします。

基本的に、大抵の絵本シリーズはどの作品から読んでも面白いようにできています。以前ご紹介した、「うさこちゃんのえほん」シリーズや、「どろんこハリーシリーズ」は、どの絵本から読み始めても、同じように楽しむことができます。

「ぞうくんのさんぽシリーズ」も、どこから読んでも面白いです。でも!おすすめはシリーズ順に読むことです!!

その理由は、先ほどご紹介した魅力のひとつ、「お決まりの展開」です。

シリーズを通してお決まりの展開が起きる、というポイントが、大きな魅力のひとつの「ぞうくんのさんぽシリーズ」。

シリーズの一番ベースとなる簡単な物語が、一作目の「ぞうくんのさんぽ」です。

この一作目を読んで、シリーズの楽しみ方を知っていると、二作目以降の楽しさが倍増するのです!!

なので、出来るなら、シリーズを出版順で読むことをおすすめしています。

出版順は、以下の通り。

  1. 「ぞうくんのさんぽ」(1977年)
  2. 「ぞうくんのあめふりさんぽ」(2006年)
  3. 「ぞうくんのおおかぜさんぽ」(2010年)
  4. 「かめくんのさんぽ」(2019年)

もし、この順番で読むことが難しい場合は、一作目の「ぞうくんのさんぽ」だけでも最初に読んでみてください。

「ぞうくんのさんぽ」シリーズを、よりドキドキワクワク楽しむことができますよ!

魅力がいっぱい!「ぞうくんのさんぽシリーズ」を楽しもう

絵本を読む女の子

子どもたちが大喜びする理由がいっぱいの、「ぞうくんのさんぽシリーズ」!

少しでも魅力が伝わったでしょうか?

一作目の「ぞうくんのさんぽ」は、赤ちゃん絵本から卒業する時期でも十分に楽しむことのできる絵本です。読んだことの無い人は、是非手に取ってみてくださいね♪

絵本ナビでは、「ぞうくんのさんぽ」の素敵なマグカップを販売しています。

また、おもちゃ、直筆サイン入りの版画!!などの様々なグッズも販売していますよ。

ぞうくんファンの方は是非!

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「ぞうくんのさんぽシリーズ」レビュー記事

「ぞうくんのさんぽ」
作・絵:なかのひろたか
レタリング:なかのまさたか
出版社:福音館書店
おすすめ年齢:2歳から

こんな子におすすめ

・前後や上下などの感覚がわかってきて、つみき遊びを好んでいる子

 

・簡単な物語のある絵本が楽しめるようになってきて、赤ちゃん絵本からそろそろ卒業する子に

 

動物の出てくる絵本に喜ぶ子

「ぞうくんのあめふりさんぽ」
作・絵:なかのひろたか
出版社:福音館書店
おすすめ年齢:3歳から

こんな子におすすめ

梅雨の時期の読み聞かせ

 

動物の出てくる絵本を喜ぶ子

 

お風呂での遊びを楽しんでいる子

「ぞうくんのおおかぜさんぽ」
作・絵:なかのひろたか
出版社:福音館書店
おすすめ年齢:3歳から

こんな子におすすめ

動物の出てくる絵本を喜ぶ子

 

風の強い日の読み聞かせ

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