いない いない ばあ(絵本)日本で一番売れた絵本!人気の理由教えます

「いないいないばあ」の情報

「いない いない ばあ」
文:松谷みよ子
絵:瀬川康男
出版社:童心社
発行日:1967年4月15日
おすすめ年齢:0歳から
サイズ:H21×W18.6㎝
ページ数:20ページ
シリーズ:松谷みよ子 あかちゃんの本

SLA選定/JLA選定/よい絵本

「いないいないばあ」はこんな子におすすめ

・絵本に登場する人や生き物の、顔を見ることが好きな子に

動物の出てくる絵本をよろこぶ子に

「いないいないばあ」遊びが大好きな子に

絵本にはじめて出会う子に、ファーストブックとしてもおすすめ

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「いないいないばあ」の簡単なあらすじ

登場するのは、色々な動物たち。

みんなが、「いないいないばあ」をしてくれますよ。

「いないいないばあ」のレビュー

最初の絵本は大事!間違いのないロングセラー絵本を。

赤ちゃんに、最初に選ぶ絵本は何にしようかな…。そう考えている方、多いのでは?

最初に出会う文章は、とっても大切ですよ…!どのように大切なのかは、こちらの記事を読んでみてくださいね。

さて、「最初に出会う文章が大切」ということは、あなたは間違いのない絵本を選びたいはず。

間違いのない絵本とは、ずばり長年愛され続けるロングセラーの絵本なのです!

今回ご紹介する絵本は、そんなロングセラー絵本、「いないいないばあ」です。

実は、わたしの子どものために選んだファーストブックも「いないいないばあ」でした♪

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生後3か月頃から読み続けて、娘は「いないいないばあ」がとっても大好きになりました!

1歳を過ぎても、まだまだ楽しみ続けることのできるおすすめ絵本です♪

「いないいないばあ」は、日本で一番売れた絵本!

表紙を見た瞬間、「ばあ」という声が聞こえてきそうなこの絵本!

「いないいないばあ」は、日本で一番最初に累計出版部数が700万部を突破した絵本です。

ということは…、日本で一番売れている絵本ということ!超ロングセラー絵本とは、まさにこのことです!!

「いないいないばあ」は、日本で一番売れている間違いの無い絵本!

赤ちゃんがほんとうに笑う!とお母さんたちが大絶賛!

沢山売れる、ということは、赤ちゃんだけではなく大人にも人気がある、ということですね。

現に、「いないいないばあ」は、赤ちゃんを育てるお母さんたち、保育園の先生たちから絶大な支持を得ています。

「いないいないばあ」は、なぜこんなにも愛されているのでしょうか。

この絵本を赤ちゃんに読んだお母さん、保育園の先生が言うのが、「赤ちゃんが笑う!」ということです。

「いないいないばあ」は、赤ちゃんが笑う、楽しいポイントが沢山詰め込まれている絵本なのです!

赤ちゃんが笑うのには、沢山の理由があります。

  • 繰り返し表現で、予想するのが楽しい!
  • 温かなタッチや色の絵で、赤ちゃんにも優しい刺激
  • 正面向きの顔に目が離せない!
  • 目線の変化が少なく、絵を目で追いやすい
  • 大人の語り掛け、かかわりが嬉しい

これらの赤ちゃんが喜ぶポイントを、更に詳しく見ていきましょう。

繰り返し表現で、予想するのが楽しい!

「いないいないばあ」は、大人の目で見ると単調です。その理由は、同じことの繰り返しだから。でも、この繰り返しこそが、赤ちゃんが大喜びする理由なのですよ!

赤ちゃんは、人見知りが始まるころに、記憶力を身に着けていきます。(人見知りの始まる理由が、記憶力の育ちなのです!知っている人に安心しているのですよ。)

そんなときに喜ぶのが、繰り返し表現のある絵本!同じことを繰り返すことで、赤ちゃんは次に何が起こるか予想することができます。

いない いない…という場面で、

それ、知ってるよ!また、「ばあ」ってなるんでしょ。

と予想して、 ばあ のページが開くと、

ほらね!

と、予想が当たったことに喜び、赤ちゃんは笑うのです。

「いないいないばあ」は、繰り返し表現が赤ちゃんにとって面白いポイント!

温かなタッチや色の絵で、赤ちゃんにも優しい刺激

「いないいないばあ」の絵は、とても温かなタッチで描かれていますね。この絵は強すぎる刺激ではなく、赤ちゃんにとって、ちょうどいい刺激となっています。

温かなタッチだけれど、よく見ると色はけっこうはっきりとしていますね。視力が成長途中の赤ちゃんにとっては、淡い色彩よりもはっきりとした色彩のほうが見やすいのです。

白目と黒目の色がはっきりしているのも、赤ちゃんにとって認識しやすいポイント。毎回現れる動物たちの顔がよく見えるのが嬉しくて、何度でも楽しめる絵本です。

「いないいないばあ」は、はっきりとした色彩や目の色で、赤ちゃんの注目を集める!

正面向きの顔に目が離せない!

「いないいないばあ」に登場する動物や人は、みんな正面を向いています。

赤ちゃんは、正面向きの顔が大好き

顔の識別能力は、ひとりで生きていくことのできない赤ちゃんにとって、必要な能力です。生きるための力として、赤ちゃんは顔を見る能力を生まれたときから持っているのです。

なので、絵本も正面向きの顔を好みます。「ばあ」と、まっすぐこちらを見ている動物たちに、赤ちゃんも目が離せないのです!

「いないいないばあ」の絵は、赤ちゃんが認識しやすい正面向きの顔!

目線の変化が少なく、絵を目で追いやすい

動物が、「いない いない」…と、顔を隠す場面を見てみましょう。動物たちは、見開きの左側のページに描かれていますね。

では、「ばあ」と顔を見せる場面はどうでしょうか。動物たちは、見開きの右側のページに描かれています。

どうして動物の位置が変化するのでしょうか?赤ちゃんの視線の動きを考えてみましょう。

最初に赤ちゃんが見ているのは、もちろん左側にいる動物です。注目しているページが、めくられていきます。

赤ちゃんの視線は、めくられていく動物に注がれたまま、一緒に移動していきます

そして、ページがめくられ、「ばあ」

そうです!赤ちゃんの視線は、ページをめくる最中も動物を見続けています。

なので、動物が左から右に移動することで、自然な視線の動きとなるのです。赤ちゃんにとって目で追いやすい仕掛けが施されているのですね。

赤ちゃんが視線で絵を追いやすいように、是非ゆっくりとページをめくってみてあげてください。

「いないいないばあ」は、赤ちゃんの視線の動きまで考えられた絵本!

大人の語り掛け、かかわりが嬉しい!

「いないいないばあ」の遊びは、赤ちゃんをあやすときの遊びとして有名ですよね。遊び方を知らない!という大人のほうが珍しいと思います。

赤ちゃんに絵本を読んでくれる大人は、遊び方を知っているので、自然と赤ちゃんに語り掛けるような口調になります。

何か面白いものを持って、大好きな大人が自分にかかわってくれている!赤ちゃんにとって、これ以上嬉しいことはありません。

絵本を読んだ後に、大人は自分の顔を使って「いないいないばあ」をしてくれるかもしれません。

そんな大好きな大人とのかかわりに、赤ちゃんは嬉しくなって笑うのです。

「いないいないばあ」の絵本を通して、大人とかかわり合うのが楽しい!

赤ちゃんが笑う理由が沢山!「いないいないばあ」を楽しみましょう。

絵本「いないいないばあ」が、大人にも赤ちゃんにも大人気の理由がわかりましたね!短い絵本ですが、赤ちゃんが笑う理由、喜ぶ理由が沢山詰め込まれていて驚いたかと思います。

大人気の「いないいないばあ」ですが、沢山の人が楽しめるよう、進化を続けています!目の見えない人でも楽しめるように、最近点字付きの絵本も登場しました。

最初にも言いましたが、長年愛され続けたロングセラー絵本は、間違いのない絵本です。

是非大切な赤ちゃんに、安心できる一冊を選んであげてくださいね♪

「いないいないばあ」の読み聞かせのポイント

「ばあ」のページを強調しつつ、自然な口調で読み聞かせましょう。

・急いで読んでしまわずに、ひとつひとつの絵をじっくりと眺める時間をとりながら読みましょう。

・赤ちゃんが視線で絵を追いやすいように、是非ゆっくりとページをめくってみてあげてください。

・読み終わったあとに、自分の顔を使って「いないいないばあ」遊びをしてあげましょう。

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