![ころころころ紹介](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/05/f2934db0820585d53623539a3358d82d.png?resize=800%2C450&ssl=1)
「ころ ころ ころ」の情報
![ころころころ表紙](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/05/f2934db0820585d53623539a3358d82d.jpg?resize=317%2C338&ssl=1)
「ころ ころ ころ」
作:元永定正
出版社:福音館書店
発行日:1984年11月22日
おすすめ年齢:
2歳から4歳向きと記載がありますが、
0歳や1歳頃から充分に楽しむことができる絵本です。
サイズ:H22×W21㎝
ページ数:24ページ
「ころ ころ ころ」はこんな子におすすめ
![スーパーボール](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/05/811036e67f52aa734dfbc816a09683f4.png?resize=140%2C151&ssl=1)
・オノマトペ(擬音語等)が出てくる絵本を楽しむ子に
・色とりどりの絵を眺めるのが好きな子に
「ころ ころ ころ」の簡単なあらすじ
色とりどりの「色玉」が、ころころ。
階段を登ったり、降りたり。
でこぼこ道や、坂道も、ころころ。
「ころ ころ ころ」のレビュー
赤ちゃん集中!「ころ ころ ころ」が楽しい
![絵本を読む男の子](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/03/3318f64f68500556b80f13d609dad5a5.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
絵本の世界を楽しんでいる赤ちゃんから子ども世代!
複雑な物語のある絵本を楽しみ始めるよりも前の段階では、大人が驚くほど単純な展開の絵本が好まれます。
特に、オノマトペ(擬音語等)が多く使われている絵本がおすすめ!
オノマトペって何?そんな方は、まずはこちらの記事をご覧ください。
さて、オノマトペを沢山使用した、こんな絵本はいかがでしょう。
「ころ ころ ころ」という作品です。 表紙はとってもシンプル!ころころとした色のついた玉が、並んでいます。
「ころ ころ ころ」と色玉の進む先は、山あり谷あり!だから面白い
![絵本を指さしする子ども](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/03/d3f91b41273d733b940b296e6ba2e9f0.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
![絵本を指さしする子ども](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/03/d3f91b41273d733b940b296e6ba2e9f0.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
絵本を開くと、色とりどりの色玉が、左から右へ、ころころと転がっていきます。
それだけのシンプルな絵本なのですが、色玉の進む道は、山あり谷あり、なんだかとっても面白いのです。
赤い色の道では、色玉の色がなんだか赤っぽい色に変化していたり、
嵐の道では吹き荒れる風に巻き上げられてしまったり、
滑り台のような道では綺麗な放物線を描いていたり…。
ただ色玉が転がっていくだけなのに、その変化や動きに目が離せず、楽しむことのできる絵本です。
ひたむきに前を目指し続ける色玉が、なんだか可愛く見えてくるのも、不思議な魅力です。
「ころ ころ ころ」はどうして楽しいの?秘密はリズム感!
![リズム楽器](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/03/7362fc38c263a188ea8d7d11c4d8395e.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
![リズム楽器](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/03/7362fc38c263a188ea8d7d11c4d8395e.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
ただ、色玉が転がっていくだけの絵本の「ころ ころ ころ」ですが、子どもたちはこの絵本が好きなようです。どうしてでしょうか。
それは、絵本全体にリズム感があるからです。
「ころころ」というようなオノマトペ(擬音語等)は、聞いても話しても楽しい、リズム感のあることば。
そして、描かれているのは、次々と転がっていく色玉たち。絵からもリズムを感じます。
この、ことばから、絵から感じるリズム感の良さが、子どもたちの心に届き、絵本の世界を感覚で楽しむことができるのです。
日常生活でも遊べる!オノマトペの楽しみ方。
![オノマトペとは](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/03/f5d51e60b2b783bf36b6d795527e213c.png?resize=800%2C450&ssl=1)
![オノマトペとは](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/03/f5d51e60b2b783bf36b6d795527e213c.png?resize=800%2C450&ssl=1)
「ころ ころ ころ」を読んだら、日常生活でも遊んでみましょう!
「ころころ」という言葉だけで、丸いものが転がっているイメージが浮かびます。
日常的に、転がっているものを見つけたら、「ころ ころ ころ」と口に出してみましょう。これだけでも、ことばの感覚を楽しむことができます。
また、ボールやビー玉(誤飲に注意!)などのおもちゃを転がして、「ころ ころ ころ」と言って楽しむのもおすすめですよ!
「ころ ころ ころ」をきっかけに抽象的な絵本を楽しんで!
![保育士の膝で絵本](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/04/ce6718266ea115008ac6865f42b57297.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
![保育士の膝で絵本](https://i0.wp.com/ehon-sagasou.com/wp-content/uploads/2021/04/ce6718266ea115008ac6865f42b57297.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
絵本「ころ ころ ころ」を作ったのは、抽象的な絵本が得意の元永定正さん。彼が描く絵本は、本当に抽象的!不思議で引き込まれるような作品が多数あります。
子どもたちは、そんな抽象的な絵本が大好き!でも、頭で理解する絵本ではないので、苦手意識を持つ大人も多いように感じます。
ですが、「ころ ころ ころ」には、色玉が転がっていく、という簡単なストーリー?が存在しています。
抽象的な絵本が得意でない人でも、楽しみやすい一冊です。
この絵本をきっかけに元永定正さんの抽象的な絵本の世界を楽しむのも良いですよ♪
保育園や、幼稚園で読み聞かせをする場合は、大勢でも見やすい大型絵本をおすすめします!
リズム感が楽しい絵本、「ころ ころ ころ」を読んで、ことばの世界をもっと楽しんでみてくださいね!
「ころ ころ ころ」の読み聞かせのポイント
・一語一語を丁寧に読むよりも、リズム感やテンポを意識して読んであげましょう。
・日常生活で、転がっているものに「ころころ」とオノマトペをつけたり、ボール等を転がして「ころころ」と言って遊んでみましょう。
同じ作者の作品
「もけら もけら」
文:山下洋輔
絵:元永定正
構成:中辻悦子
出版社:福音館書店
おすすめ年齢:
読んであげるなら2歳から
自分で読むなら小学校低学年から
・感覚的に楽しむことが得意、好きな子に
・オノマトペが出てくる絵本を好む子に