「ぞうくんのあめふりさんぽ」の情報
「ぞうくんのあめふりさんぽ」
作・絵:なかのひろたか
出版社:福音館書店
発行日:2006年5月20日
おすすめ年齢:3歳から
サイズ:H27×W20㎝
ページ数:32ページ
シリーズ:ぞうくんのさんぽシリーズ
「ぞうくんのあめふりさんぽ」はこんな子におすすめ
・梅雨の時期の読み聞かせに
・動物の出てくる絵本を喜ぶ子に
・お風呂での遊びを楽しんでいる子に
「ぞうくんのあめふりさんぽ」の簡単なあらすじ
今日は雨降り、ご機嫌で出かけたぞうくん。お友達のかばくんと出会い、池の中を散歩することに。
だんだん深くなる池。泳げないぞうくん。ぞうくんは、かばくんの背中に乗せてもらいます。
その後もお友達を見つけて、背中に乗せてもらうよ。
「ぞうくんのあめふりさんぽ」のレビュー
大人気絵本「ぞうくんのさんぽ」の、36年ぶりの続編!
今回ご紹介するのは、大人気の絵本「ぞうくんのさんぽ」の、36年ぶりに出た続編です。
36年ぶりといっても、この絵本が出版されたのは15年前のこと。「ぞうくんのさんぽ」がいかに長い間親しまれてきたのかが感じられますね。
「ぞうくんのさんぽ」のレビュー記事はこちらです!
さて、今回ご紹介する絵本のタイトルは、「ぞうくんのあめふりさんぽ」!その名の通り、今回のお散歩は雨の中です。
「ぞうくんのさんぽ」の展開を知っているとさらに面白い作品!なので、「ぞうくんのさんぽ」を読んだ後に読むのをおすすめします!
雨降りでもご機嫌!梅雨の時期に読んでみよう。
ぞうくんは、とってもポジティブ!雨降りでも、ご機嫌で散歩に出かけます。
梅雨の時期は、雨ばかり降っていますね。「今日も雨かぁ…」と、がっかりしていませんか?雨降りの中の散歩も楽しいものです!お気に入りの傘と長靴があれば、子どもはご機嫌♪
それに雨の日でも、絵本は楽しめますよ♪「ぞうくんのあめふりさんぽ」を読んで、雨の日もご機嫌で過ごしましょう!
動物たちの目線を見てみよう。
「ぞうくんのさんぽ」シリーズは、動物たちの表情がとっても可愛いのが魅力!
丸みを帯びた体に、まん丸な目、小さな黒目と、とってもシンプル。でもこのシンプルな顔が、よく見るとキュートなのです。
ぞうくんの目をよく見てみると、空を見ていたり、お友達を見ていたり…。
今、この動物はどこを見ていて、どんな気持ちなのかな?想像したり、考えて話し合ったりしてみましょう。
簡単な浮力の知識に。お風呂遊びが好きな子におすすめ!
「ぞうくんのあめふりさんぽ」では、ちょっと不思議なことが起こります。
「ぞうくんのさんぽ」で、ぞうくんに乗せてもらっていた動物たちが、今度は次々とぞうくんを背中に乗せていくのです!
動物たちは、口々に「おいけの なかでは ちからもち」と言っています。大人は、どうしてかわかりますよね。そう、浮力でぞうくんたちは軽くなっているのです!
子どもには、「浮力」はまだよくわかりません。でも、お風呂に入ると、なんとなく体がぷかぷかする、そんな感覚は感じ取っています。
水の中では、ちょっとだけ力持ちになる!この絵本を楽しむ段階では、それくらいの知識で充分です。
無理に子どもに教え込む必要はありませんよ。絵本が、そのときに丁度いい情報を教えてくれるのです。
どんどん動物が積み重なる様子にくぎ付け!
「ぞうくんのさんぽ」では、動物たちが次々と積み重なる様子が人気です。「ぞうくんのあめふりさんぽ」でも、動物たちが積み重なりますが、前作とはちょっと違う。
子どもの目で見てもわかる不安定さに、ハラハラドキドキ!
どんどん積み重なっていくシーンは、この絵本の人気のポイントです。そして最後はやっぱり…!
静かに展開していく場面、大きく物語が動く場面、そのふたつの対比がとっても面白い作品です。
水に入っても怖くない!水遊びの楽しさも感じよう。
泳げないと言っていたぞうくんですが、最後は水の中へ。溺れてしまったら危険だけど、泳ぐことができたら水遊びは怖くない!
梅雨時だけではなく、水遊びを楽しむ季節にもとってもおすすめの一冊です。
絵本ナビでは、「ぞうくんのさんぽ」の素敵なマグカップを販売しています。
また、おもちゃ、直筆サイン入りの版画!!などの様々なグッズも販売していますよ。
ぞうくんファンの方は是非!
「ぞうくんのあめふりさんぽ」の読み聞かせのポイント
・かめくんのセリフから、その次の展開の部分を、少し盛り上げるように読んでみましょう。
・雨の降っている日にこの絵本を選んでみましょう。絵本の後は、散歩を楽しんでもいいですよ♪
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「ぞうくんのさんぽシリーズ」まとめ記事
「ぞうくんのさんぽ」
作・絵:なかのひろたか
レタリング:なかのまさたか
出版社:福音館書店
おすすめ年齢:2歳から
・前後や上下などの感覚がわかってきて、つみき遊びを好んでいる子に
・簡単な物語のある絵本が楽しめるようになってきて、赤ちゃん絵本からそろそろ卒業する子に
・動物の出てくる絵本に喜ぶ子に
「ぞうくんのおおかぜさんぽ」
作・絵:なかのひろたか
出版社:福音館書店
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・動物の出てくる絵本を喜ぶ子に
・風の強い日の読み聞かせに