「はねはね はねちゃん」の情報
「はねはね はねちゃん」
文:なかがわりえこ
絵:やまわきゆりこ
出版社:福音館書店
発行日:1998年4月15日
おすすめ年齢:0歳から2歳頃が絵本の対象年齢ですが、個人的には1歳から3歳頃がおすすめです。
サイズ:H20×W19㎝
ページ数:20ページ
シリーズ:0.1.2.えほん
「はねはね はねちゃん」はこんな子におすすめ
・動物が沢山登場する絵本を喜ぶ子に
・体を伸び伸びと動かすことが好きな子や、絵本の登場人物の動きを真似しようとする子に
・雨が続く時期に、運動不足を感じているときに
「はねはね はねちゃん」の簡単なあらすじ
はねはね はねちゃんが体操をします。
最初はきをつけ!どこから見てもいい姿勢。
動物たちと一緒に体操、はねちゃんはとても楽しそうです。
「はねはね はねちゃん」のレビュー
おうちの中で運動不足?体操をしてみよう!
子どもたちは、いつも元気いっぱい!その溢れるエネルギーを使いたくて、いつでもうずうずとしています。
でも、雨が降った日などは、どうしても運動不足になりがち…。そんな時は、おうちの中で体操してみるのはいかがでしょうか?
今回ご紹介する絵本は、「はねはね はねちゃん」という絵本です。主人公のはねちゃんが、様々な動物たちと体操を楽しむ絵本!
登場する動きはどれも簡単なもので、模倣遊びが始まったばかりの低年齢の子どもに特におすすめな絵本です。
「はねはね はねちゃん」の対象年齢は、0歳からとなっていますが、個人的には模倣遊びが活発になる1歳以降におすすめしたい絵本です。
温かみのある絵で、絵本の世界が生き生きと動き出す
「はねはね はねちゃん」の表紙に描かれているのは、元気に体を動かしているはねちゃんとうさぎさん。
この、どこか見覚えのあるような優しい絵は、「ぐりとぐら」のやまわきゆりこさんの絵です(ご結婚されて苗字が大村さんから山脇さんに変わっています)。
温かくて優しいけれど、細部までしっかりと描かれているので、はねちゃんや動物たちがどんな体の動きをしているのかとってもわかりやすい!
動きのある絵が沢山描かれていることで、絵本の物語としての世界もどんどん動き出していくのです。
「はねはね はねちゃん」の絵は、細部まで描かれているので真似っこ遊びしやすい!
リズミカルなことばで楽しく体操!
文章を書いているのは、なかがわりえこさん。彼女も大人気絵本、「ぐりとぐら」の文章を担当した絵本作家さんです。
低年齢児向けの絵本は、繰り返し表現でリズム感を生みだすのが主流ですが、「はねはね はねちゃん」では繰り返し表現は使われていません。
でも、ことばを口に出してみると、なんともリズミカル!
体操には、リズムは必須ですよね。自然と体を動かしたくなるようなリズム感を大切に。ひとつひとつのことばが選ばれています。
ベストセラー作家の彩ることばの魔法はさすがとしか言いようがありません。
「はねはね はねちゃん」を読むと、リズミカルなことばで自然と体を動かしたくなる!
「はねはね はねちゃん」と一緒に体操しよう!
「はねはね はねちゃん」を読んだら、是非はねちゃんと一緒に体操してみましょう。
出てくる動きは、どれも沢山のスペースを必要とせず、小さな子どもでも真似しやすい動きばかりです。
もちろん、大人も一緒に体操に参加ですよ!大好きな大人や、絵本の中の動物たちと一緒に体操することで、嬉しく楽しい気分になってくるはずです。
家の中でも十分に体を動かすために、「はねはね はねちゃん」はとってもおすすめの絵本ですよ♪
「はねはね はねちゃん」の読み聞かせのポイント
・ことばのリズムを感じながら読んであげましょう。
・絵本を見ながら、はねちゃんと一緒に体操してみましょう。くまの背中を押す場面では、大人の背中を押してもらいましょう。
作者の他の作品
「ぐりとぐら」
作:なかがわりえこ
絵:おおむらゆりこ
出版社:福音館書店
おすすめ年齢:
読んであげるなら3歳から
自分で読むなら小学校初級向き
・定番の絵本を読んであげたいときに
・お料理の登場する絵本を好む子に
・動物の出てくる絵本を喜ぶ子に