「いーはとあーは」の情報
「いーはとあーは」
作:やぎゅうげんいちろう
出版社:福音館書店
発行日:2003年5月
おすすめ年齢:
2歳~4歳と記載がありますが、
大人の歯に生え変わる6歳~7歳頃までおすすめの作品です。
サイズ:W22×H21㎝
ページ数:24ページ
「いーはとあーは」はこんな子におすすめ
・歯磨きの習慣がついてきたけど、もっと興味を持ってもらいたいときに
・歯磨きを嫌がったり、面倒がる子どもに
・大人の歯に生え変わる時期に
「いーはとあーは」の簡単なあらすじ
きみの歯ってどんな歯かな?
虫歯になったらどうなるの?
子どもの歯と大人の歯はどう違うの?
もっと「歯」について学んでみよう。
「いーはとあーは」のレビュー
子どもの頃から「歯」を大切にする習慣を!
「歯」って、とても大切なものですよね。歯が無いと、美味しく食事を摂ることもできないし、上手に話すこともできません。
虫歯になると痛いし、最悪の場合は歯を抜かなければならなくなってしまったりして、後悔する人もいるのではないでしょうか。
子どもたちにはそんな思いをして欲しくありません。是非毎日しっかり歯を磨く習慣をつけてもらいたいですよね。
「子どもの歯はいずれ抜けるから、大人の歯が生えてきてから歯磨きを頑張ればいいでしょ。」と思ってはいませんか?たしかにそう言われていた時代もあるようですが、それはいけません!
虫歯になってしまった乳歯はいずれ抜けますが、口の中に虫歯菌が増えているので、その後生えてくる永久歯まで虫歯になりやすくなってしまうのですよ…!
とはいえ、虫歯の怖さを分かっていない子どもたち。歯磨きが嫌い!面倒くさい!という子も多いことでしょう。
そんな子どもにはこの絵本を通して、虫歯になったらどうなってしまうのかを仮体験し、歯磨きの大切さを学んでもらいましょう。
今回ご紹介する絵本は、「いーはとあーは」です。 絵本全体を通して話しことばで文が構成されているので、読み手にとっても読み聞かせのしやすい作品となっています。
・歯磨きの大切さを感じてもらうために、「いーはとあーは」を読むのがおすすめ♪
虫歯ってとっても痛そう!恐怖だけど事実です。
「いーはとあーは」の作者のやぎゅうげんいちろうさんは、インパクトの強い線や独特の色使いが特徴で魅力的な絵本作家です。
「はをみせてちょうだい」ということばからはじまるこの作品、子どもと一緒に歯のみせあいっこをすれば、一気に作品に引き込まれます。
虫歯が痛くて泣き叫ぶ子どものイラストの、なんと衝撃的なこと!
“絶対虫歯になりたくない!”と思うはずです。
虫歯にならないように歯磨きをする大切さを伝えることができる絵本です。
「いーはとあーは」は子ども時代、ずっと読み続けられる絵本です。
絵本に掲載のおすすめ年齢は2歳~4歳とありますが、自分で歯磨きをする習慣をはじめたばかりの子には少し内容が難しいかもしれません。2歳の中でも、3歳が近づいてきた子におすすめですね。
歯磨きが習慣づいていて、もっと歯磨きの大切さを知って欲しい、自分の歯を大事に出来るよう、歯に興味を持ってもらいたい子にもおすすめです♪
また、歯が生え変わる時期の説明も丁寧に書いてあるので、小学生になる頃の子にも非常におすすめです。
自分の歯がもうすぐ生え変わる、実際に生え変わっているという実感もあるので、集中して読むことでしょう。
歯磨きは毎日の大切な生活習慣、この絵本を通して、子どもたちにもっと自分の歯を大切にする気持ちを持ってもらいたいですね。
「いーはとあーは」の読み聞かせのポイント
・歯磨きの前の時間に読めば、その後の歯磨きが真剣なものになること間違いなしです!
・文が話しことばで構成されている絵本です。子どもに語り掛けるように読んであげましょう。
・子どもと一緒に歯の見せあいっこをして遊んでみるのはいかが?絵本の歯と見比べながら楽しみましょう。
作者の他の作品
「くらい くらい」
文:はせがわせつこ
絵:やぎゅうげんいちろう
出版社:福音館書店
おすすめ年齢:0歳から
・生き物がたくさん出てくる絵本を喜ぶ子に
・明るい、暗いの感覚がわかるようになってきた子や、スイッチを触るのが好きな子に
・繰り返しの表現が出てくる絵本を楽しんでいる子に
・想像することの楽しさを感じ始めた子に
「たんたん ぼうや」
文:かんざわとしこ
絵:やぎゅうげんいちろう
出版社:福音館書店
発行日:1998年4月15日
おすすめ年齢:0歳から3歳頃
・ オノマトペ(擬音語・擬声語等)の登場する絵本を喜ぶ子に
・生活の中でリズムを楽しんでいる子に
・ 動物が沢山登場する絵本を喜ぶ子に
・寝かしつけ(特にお昼寝前)の時間の読み聞かせにも