くだもの(絵本)わっ、美味しそう!リアルで瑞々しい果物が沢山登場

「くだもの」の情報

「くだもの」
作:平山和子
出版社:福音館書店
発行日:1981年10月20日
おすすめ年齢:
2歳から4歳と記載がありますが、離乳食で果物に親しむ時期にもおすすめです。
サイズ:H22×W21㎝
ページ数:24ページ

「くだもの」はこんな子におすすめ

離乳食で果物を食べるようになった子に

・果物が大好きで、食べることの楽しさをもっと感じてもらいたい子

絵本の絵をじっくりと見ることが好きな子に

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「くだもの」の簡単なあらすじ

とっても美味しそうなくだもの。

包丁で切って皮を剥いて、食べてもらえるのを待っています。

「さあ どうぞ。」

「くだもの」のレビュー

くだもの大好きになあれ!

皆さん、果物はお好きですか?

「私、小さい頃から果物大好き!」と答える方は、多いと思います。幼稚園、保育園、小学校や家庭で沢山果物を食べてきた人が多いからでしょうか。

私は…正直なところ、「ものによってどれくらい好きか違う」が答えですかね。酸味の強すぎる果物はあまり好まないので、柑橘類だったらみかんが好き。

特に好きな果物は、いちごです!

私のいちごに対する愛については、同作者の絵本「いちご」にてご紹介しているので、もし興味があったら読んでみてください。(笑)

果物は、自然の甘味が子どもたちのおやつとして非常に適しているので、色々な種類を美味しく食べられる子になってくれるといいですね。

くだものの丸々一個の形、見たことある?

ご紹介する絵本のタイトルは、「くだもの」です。とってもリアルに描かれた果物たちは、まるでその甘い香りまで感じられるよう!

子どもが果物を食べるとき、いつも切ってから出している、という家庭は多いですよね。その場合、子どもは果物の切れている姿しか知らない可能性があります!

びっくりするような話をひとつすると、魚の調理された姿しか見たことがない、という子がいました。

その子はなんと、魚は切り身の姿で泳いでいると勘違いしていたのです…!

そのような勘違いをしてしまう子どももいる、という現状です。子ども達には、食べもののまるごと一個の姿を見せてあげたいものです。

・「くだもの」は、本物そっくりな絵がおすすめポイント!

くだものの丸々一個の姿を是非見せてあげましょう。

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定番のくだものから、季節のくだものまで!

ぶどう、りんごなどの定番の果物に加え、すいかや栗、柿などの季節を感じられる様々な果物が描かれています。

これは秋に食べたね、などのことば掛けをしてあげながら、一年中楽しむことのできる絵本です。

バナナの皮は、自分で剥けるかな?

質感まで本物そっくりのバナナを持ってにっこりと笑う女の子、上手に剥けたバナナはとっても美味しそう!

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バナナが大好きな娘は、バナナを剥く場面に大喜び!

絵本を読んでいる途中でも、バナナを見ようとどんどんページをめくっています。

「食べたつもり」になって、遊びましょう♪

読み聞かせをするときは、美味しそうな果物たちを指でつまんでみてください。

そして、絵本の世界から取り出したような気持ちになって、「さあ どうぞ」と渡してあげてみましょう

おいしそうにほおばってくれるかもしれませんよ!「おいしい」や「おいしかった」などの感想ももらえるときもありますよ。

実際に果物が目の前にあるわけではありません。 でもその味や香り、感触をイメージすることができる、そんな楽しさを感じることができます。

「くだもの」を読んで、食べたつもり遊びをするのが楽しい!

「つもり遊び」の注意点!

絵本から取り出した果物を、直接口に運んであげるときは要注意!

特に、低年齢で他人の痛みについてまだあまり理解していない時期の子どもの場合です。

手から直接果物を食べようと、誤って指に噛みついてしまう場合があります。

相手が大人ならまだセーフ?ですが、友だち同士の読み聞かせあそびの際、事故の可能性もあるので気を付けて見てあげてくださいね。

果物が大好きな子どもは大満足すること間違いなしの、おすすめの一冊です!

参考文献
・徳永満理『絵本で育つ子どものことば』アリス館、2002年

「くだもの」の読み聞かせのポイント

「さあ どうぞ。」と、果物を絵本から取り出したつもりになって渡してあげましょう。

実際にくだものを見たり、食べたりして果物に親しみを持てる工夫を。

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・絵本の絵をじっくりと見るのが好きな子に

 

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