コッコさんのおみせ(絵本)とってもカラフル!想像力で遊びを楽しく

コッコさんのおみせ紹介

「コッコさんのおみせ」の情報

コッコさんのおみせ表紙

「コッコさんのおみせ」
作・絵:片山 健
出版社:福音館書店
発行日:1995年1月20日
おすすめ年齢:2歳から4歳向き
サイズ:H22×W21㎝
ページ数:24ページ
シリーズ:コッコさんシリーズ

「コッコさんのおみせ」はこんな子におすすめ

くまのぬいぐるみ

 

お店屋さんごっこを楽しんでいる子や、興味を持っている子

色鮮やかな色彩を好んでいる子

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「コッコさんのおみせ」の簡単なあらすじ

コッコさんは、お店屋さんごっこを始めました。

お菓子屋さんをしても、果物屋さんをしても、カレー屋さんをしても…。

お客さんは、誰も来ません。コッコさんは、どうするのでしょうか。

「コッコさんのおみせ」のレビュー

子どもたちはお店が大好き!

スーパーで買い物をする女の子

子どもたちは、お店にとっても興味があります。将来の夢は?ときくと、「○○屋さん!」というのは、子どもたちの定番ですね。

今回ご紹介する絵本は、「コッコさんのおみせ」です。

色鮮やかな表紙に心惹かれる、「コッコさんシリーズ」の絵本です。物語では、コッコさんがお店屋さんごっこをするようですよ。

「コッコさんのおみせ」はどのページも色鮮やか!楽しくなれる絵本です

昭和のおもちゃ屋さん紹介

「コッコさんのおみせ」の大きな特徴は、表紙から最後まで、どのページもとっても色鮮やかなことです。

お店屋さんの後ろに飾られた布も鮮やか、テーブルにひとつひとつ並べられたおもちゃたちもキラキラと輝いていて、非常に華やかで目を奪われます。

全体がカラフルで明るいので、読むだけでとっても楽しい気分になれる絵本です。

「コッコさんのおみせ」は、鮮やかな色使いが魅力的な絵本!

「コッコさんのおみせ」でリアルに描かれる、子どもの遊びや想像力。

想像力を育てる絵本

「コッコさんのおみせ」では、子どものつくるお店屋さんごっこがとてもリアルに描かれています。

コッコさんは、本物の商品は持っていません。でも、想像力を存分に働かせて、遊びに夢中になっていきます。

本物は持っていなくても、コップにキラキラとしたビーズやビー玉を入れたら、まるでジュースみたい!カレーや、サラダも、よく見るとお皿の上に乗っているのは、茶色や緑色のおもちゃ!

よくよく見てみると、お店が変わっても、同じおもちゃを使って別の商品を作っているのがこの絵本の面白いポイント!カレーのお皿は、お菓子屋さんに置かれていたクッキーの箱の蓋のようですね。

コッコさんが一生懸命商品を考えて、選んで、並べている姿が目に浮かぶようです。

コッコさんのおにいちゃんも想像力がたっぷり!クッションを怪獣にみたてて遊んでいますよ。

「コッコさんのおみせ」は、想像力たっぷりのコッコさんに驚く絵本!

「コッコさんのおみせ」は3種類の繰り返しが楽しい!

笑顔の男の子

子どもたちが愛してやまない絵本の表現方法!それが繰り返し表現です。

「コッコさんのおみせ」では、そんな繰り返し表現が3種類も登場します。

  1. コッコさんがお店を始める場面。 「いらっしゃい いらっしゃい」
  2. コッコさんがお客さんを呼ぶ場面。 「ねえ たべにきて」
  3. コッコさんが出前をする場面。 「ねえ たべて」

あまり長くない絵本なので、3種類もの繰り返しが登場すると、絵本のほとんどの場面が繰り返し表現になっています。

それでも、絵本の本筋はしっかり存在していて、わかりやすく楽しい物語になっているのがすごいところです!

「コッコさんのおみせ」は、大人気の繰り返し表現が3種類も登場するのがおすすめポイント!
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お父さんは知的です。片山首相は誰のこと!?

新聞を読む子ども

コッコさんのお父さんは、きっと賢い人なのでしょう。何故そう感じたかというと、お父さんが新聞を読んでいる場面では、新聞にも後ろにある本棚にも、沢山の文字が書かれていて、とっても知的なイメージだからです。

後に、コッコさんの遊びに参加する場面でも、コッコさんの想像力をもっと深める援助をしてあげる知的なお父さんなのです。

余談ですが、新聞をよく見てみると、「片山首相は笑う」と書かれていて、隣には笑っている人の絵が描かれています。

この「片山首相」は、作者の片山健さんなのか、1947年から1948年に在籍していた、実際の首相のことなのか…。

実際のところはわかりませんが、わたしは作者の片山健さんのことだと予想しています!

遊びを楽しむためなら!子どもは頭を使います。

考える女の子

子どもたちは、遊びには本気で取り組みます。

せっかくお店屋さんごっこを始めたのに、お客さんが来てくれないのは意味がありませんね。でも皆忙しそうなのです。

残念がるのではなく、コッコさんは遊びに前向き

お店に人が来ないので、出前をすることにしたコッコさん。子どもながらに、一生懸命自分の遊びを充実させようと頑張っています。

お店に人が来ないから出前やテイクアウトを充実させる…。絵本が出版されたのは1995年ですが、図らずも現代社会に対応している感じがしますね。

自由な発想で遊びを楽しむ心を持った子におすすめな絵本です♪

「コッコさんのおみせ」は、工夫して遊びを楽しもうとするコッコさんの姿勢に感心する絵本!

「コッコさんのおみせ」を読んでお店屋さんごっこで遊ぼう!

おもちゃのレジとお金

「コッコさんのおみせ」を読んだら、お店屋さんごっこにチャレンジしましょう

商品は、コッコさんのように想像力を働かせておもちゃを並べてもいいですし、手作りの工作や、お絵描きの作品を並べても楽しいです。大きくなったら引換券や通貨もあるとより楽しめますね!

大人も、時間のあるときは遊びに参加してあげましょう。忙しいときは、出前サービスを頼むのもありですよ!

とっても色鮮やかで楽しい、想像力を膨らませてくれる「コッコさんのおみせ」!

絵本を読んで遊んでみてくださいね♪

「コッコさんのおみせ」の読み聞かせのポイント

コッコさんのおみせ表紙

・全体的に明るい雰囲気の絵本です。お店に誰も来なくても、悲観的に読まずに明るく読み聞かせてあげましょう

・お店の商品や、背景など、絵本の描き込みを見つけて楽しみましょう

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寝かしつけの時間の読み聞かせ

 

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「だーれもいない だーれもいない」
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穏やかな展開の絵本を好んだり、感性の豊かな子

 

・お昼寝の前よりも、お昼寝の後の読み聞かせがおすすめです

 

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